複数回の提供は妊娠の成功率を上げるようです
提供による妊活においては1周期に1回だけよりも2回3回以上の提供を受けるほうが良いと思われます。複数回提供を受ける方が成功率が有意に上がるようです。
当然ながら希望者の方のご負担もあるかと思いますので無理強いはできませんし(スケジュールの都合もありますので)いつでも提供できるとは限りませんが、1周期に2回以上は提供を受けることをお勧めします。複数回提供のご希望は遠慮なくお申し付けください。
シリンジキットはご自身で用意しましょう
シリンジ法で使用する器具の一式、シリンジキット(シリンジおよびカテーテル等)はご自身で用意されることをお勧めします。これらはネット等で購入できます。
こちらで持参してお渡しする(※費用はいただきますが)こともできるのですが、
- 在庫がない・持って行くのを忘れるなどする場合がある。
- 持ってきていても渡すのを忘れる可能性がある。
などの人的ミスが考えられます。もし当日器具がなくて処置を実施できなければ、せっかくその日に備えて予定を空けたりしたのが無駄になりかねません。
そのためこういった事態を防ぐためにも、希望者の方がシリンジキットを購入して確保しておくのが良いと思います。
冬場の精液の持ち運び方法について
シリンジ法の場合、自宅に持って帰って処置を行いたいという方もいらっしゃると思います。しかし30分程度でも冬場の場合は寒さで精子の動きが鈍くなってしまうかもしれません。
精液を入れる容器はチャック付きのポリ袋を利用しますので、内ポケットや下着に挟んで持って帰るのもよいと思いますが『腹巻』も良いのではないかと思います。
これをコートなどの上着の下につけていって挟んで持って帰るわけですね。試してみましたがいい感じに持ち運びできました。ある程度締め付けがあれば落ちる心配もないでしょう。
腹巻なら保温も期待できますし渡す時も上着を脱ぐ必要がないのでいいんじゃないかと思います。お互いに腹巻をしていたら懐から取り出した物をすぐに懐にしまえるので受け渡しもスムーズにできそうです。
寒くなってきました
11月になりそろそろ寒くなってきました。昼はまだしも夜は寒いです。
精子提供で関係があるのは温度管理です。精子は寒さに弱いのでシリンジ法の場合は受け渡しと持ち運びを工夫する必要があります。
一番良いのは暖房の効いた屋内で受け取ってすぐ処置を行うことなのですが、自宅に持ち帰って行いたいという方もいらっしゃると思います。その場合は人肌に温めて持ち帰るなどする必要があるでしょう。
久しぶりのご連絡
数か月前にやりとりしていた方がいらっしゃったのですが、久しぶりにご連絡がありました。今まで連絡がなかったので連絡が来たときは嬉しかったです。
希望者の方にはもししばらく連絡をしていなくてもご用があればいつでもご連絡していただければと思います。久しぶりでも全然大丈夫です。連絡があるだけで嬉しいです。
連絡がない希望者の方にはこちらから「今どうしてますか?」とか聞いてもいいのかもしれません。連絡がないと私も心配になります。しかし精子提供という事柄のため提供者である自分から連絡するのは気が引けます。
妊活前にブライダルチェックを受けましょう
妊娠・出産を希望される方向けの検査としてブライダルチェックというものがあります。これはおおざっぱに分けて以下の2つのことを調べる検査です。
1. ご自身の体が妊娠に問題がないかを調べること
2. 性病などの妊娠出産に影響する病気がないかを調べること
1.を調べるのが有意義なのは当然なのですが、2.の検査も重要です。クリニックによっては1.と2.が別々になっている場合もあるらしいですが、両方検査してもらったほうが良いと思います。
なぜなら万が一性病に感染していると不妊症や流産などの原因になりかねないようなのです。
また先天性異常の要因にもなるそうですし、母子感染する恐れもあるようです。
ブライダルチェックは基本的に保険がきかないのがデメリットですが、ご自身や産まれてくるお子さんのためにも妊活前に受けられることをおすすめします。
排卵日を正確に把握することは難しいようです
妊活において重要視される排卵日の把握ですが、正確に把握することは難しいようです。
排卵日を予想してもズレることが多々あり、一週間以上ズレることもあるそうです。
精子提供においても排卵日は重要なので調べていただきたいですが、ズレは提供頻度を例えば二日に一回に増やすなどすれば対応できると思われます(スケジュールの都合で対応できない場合もありますが…)。予想日は正確でなくても構いませんのであまり神経質にならないでいただきたいです。
一か月で妊娠する確率は高くて2割ほど
※注:以下の見解は専門家ではない私の独自の見解です。間違っている可能性があることを踏まえてお読みください。
今回は一か月で妊娠する確率を取り上げます。
一か月で妊娠するのは大変喜ばしいことです。しかし一か月で妊娠する確率は健康なカップルがタイミングを取って性交渉をしたとしても2割ほどだそうです。
妊娠においては理想的な条件下と考えられる場合でさえ2割ということなんですね。実際の精子提供では条件を整えるのが難しいので確率がこれより低いかもしれません。
このことから妊活は少なくとも半年以上は考えた方がいいと思われます。また一回で妊娠しなくてもそう落ち込むことではないということでもありますので、焦らず取り組んでいただければと思います。
排卵日を把握し提供頻度を増やす意義
※注:私は専門家ではありませんので間違っている可能性があることを踏まえてお読みください。
まだまだ精子提供者としては活動歴も浅いので勉強の日々です。
今回は排卵日と妊娠の関係についてメモしておこうと思います。